【SEIKO】セイコー GRAND SEIKO HI-BEAT
2024年06月07日
- SEIKO セイコー
- 時計
こんにちは、買取店わかばです。
今回は「セイコー GRAND SEIKO HI-BEAT」をお買取いたしました。
グランドセイコーはスイス製が高級腕時計の代名詞とされていた当時「世界に挑戦する国産最高級の腕時計をつくる」という志のもと、これまで培ってきた技術を結集して1960年に誕生しました。
「HI-BEAT」はグランドセイコーとしては5代目となるモデルで、国産初の10振自動巻きムーブメントを搭載しています。
10振動とは「テンプ」が1秒間に10回振動することで、1時間では36,000振動することから「HI-BEAT」という呼称が付いています。
ハイビートムーブメントの特徴としては、テンプの動きが安定しやすく、1回の動作に不具合が生じても時刻に与える影響が少なく、どのような状況でも動作が安定し、正確な時を刻み、時刻の精度が非常に高いことが挙げられます。
このような特徴から、時間管理を徹底したい多くの方から高い支持を集めている時計となります。
今回お持ちいただいたお品物は、使用によるケースやブレスの傷が散見されました。
また、経年による針の腐食や文字盤の汚れもございました。
お客様も状態は把握されており、期待半分ではございましたが、人気の高いお品物になりますので、ご満足の査定金額を付けることができました。
ご使用されていない時計をお持ちでしたらお近くの「わかば」までお持ち込み下さい。
価格を確かめるだけの無料査定も実施しておりますので、お気軽にご相談くださいませ。
【SEIKO】セイコーとは
セイコーは、1881年に服部金太郎によって創業された「服部時計店」が始まりです。
創業当時、日本の時計産業は欧米モデルがベースだったため、服部金太郎は時計の国産化を目指していました。その後、より良い時計を製造したいという思いから、精工舎を創業します。
工場設立から約2ヶ月で掛時計の増産に成功し、その後日清戦争の好景気にも押されて懐中時計の製造も始まりました。
やがて腕時計が普及する時代が来るだろうと試作と研究を重ね、最新鋭の工場機械の導入や生産の効率化に尽力し、1913年に国産初の腕時計の商品化に成功しました。
その頃、第一次世界大戦により腕時計が普及したことで好景気となりましたが、関東大震災で工場が全焼します。
震災直後から復興を新たなスタートとし、「精巧な時計を作る」という創業時の原点に返るという思いを込めて、新ブランド「セイコー」の腕時計の生産が始まったのです。
セイコーの魅力は、シンプルでシーンを選ばず使えるデザイン性と、世界に誇れる国内最高峰のムーブメントです。
ブランド名の通り、精巧な国産腕時計を追求し続けたことが、国内最高級の腕時計ブランドとしての確かな地位を確立したのです。