【SEIKO】セイコー クオーツ ワールドタイム
2023年12月04日
- SEIKO セイコー
- 時計
こんにちは、買取店わかばです。
今回は「セイコー クオーツ ワールドタイム」をお買取いたしました。
ワールドタイムは名前の通り、世界24都市の時間を確認できるクオーツとなっています。
全世界でもトップクラスの知名度を持つセイコーですが、その歴史は今から約150年近く前まで遡ります。
1881年に創業したセイコーは、もともと時計の修理や輸入を行う小さな商店でした。
創業から11年後に自社工場の「精工舎」を立ち上げましたが、当時では珍しく、部品の作成や組み立てを全て自社の技術のみで行う製造方法が取られていました。
これが評判を呼び、精工舎で作られる時計の品質とそのスピーディな開発技術は、世代を超えて多くの人の手に渡っていく事となったのです。
現在でも「精工舎」は「セイコー」と名前を変えて世の中へ伝えられており、創業者の「精巧な時計を作る」という信条を受け継いでいる事がわかります。
今回お買取したクオーツ「ワールドタイム」自身の歴史も古く、創業者の思いや当時から引き継がれる技術の結晶を感じる事ができます。
お持ちいただいたお時計はすでに動いておらず、傷や汚れも目立つ状態でした。
しかしながら根強い人気のあるお時計でしたので、お客様もご満足の高価買取をさせていただきました。
ご使用されていないブランド時計をお持ちでしたらお近くの「わかば」までお持ち込み下さい。
価格を確かめるだけの無料査定も実施しておりますので、お気軽にご相談くださいませ。
【SEIKO】セイコーとは
セイコーは、1881年に服部金太郎によって創業された「服部時計店」が始まりです。
創業当時、日本の時計産業は欧米モデルがベースだったため、服部金太郎は時計の国産化を目指していました。その後、より良い時計を製造したいという思いから、精工舎を創業します。
工場設立から約2ヶ月で掛時計の増産に成功し、その後日清戦争の好景気にも押されて懐中時計の製造も始まりました。
やがて腕時計が普及する時代が来るだろうと試作と研究を重ね、最新鋭の工場機械の導入や生産の効率化に尽力し、1913年に国産初の腕時計の商品化に成功しました。
その頃、第一次世界大戦により腕時計が普及したことで好景気となりましたが、関東大震災で工場が全焼します。
震災直後から復興を新たなスタートとし、「精巧な時計を作る」という創業時の原点に返るという思いを込めて、新ブランド「セイコー」の腕時計の生産が始まったのです。
セイコーの魅力は、シンプルでシーンを選ばず使えるデザイン性と、世界に誇れる国内最高峰のムーブメントです。
ブランド名の通り、精巧な国産腕時計を追求し続けたことが、国内最高級の腕時計ブランドとしての確かな地位を確立したのです。