レ・クリント(Leklint)
2024年02月26日
1901 年、デンマークの建築家 P.V. イェンセン・クリントは日本の折り紙をヒントに、紙を規則的に折り上げ、手づくりのランプシェードを生み出しました。
クリント家の趣味の延長としてつくられたシェードは、美しいデザインだけではなく、機能的にも優れた明かりとして世に知られていきます。
そして息子のターエ・クリントが、父から始まるクリント家の美しい明かりを普及させるために 1943年に設立したのが、レ・クリントです。
レ・クリントはデンマーク家具デザインの父と呼ばれ、著名デザイナーにも影響を与えたコーア・クリント(ターエの弟)により、世界的ブランドとして成長し、2003年にはデンマーク王室御用達に選定されました。
レ・クリントならではの暖かい光とやさしい影。その秘密は、ハンドクラフトならではの美しいフォルムにあります。
一枚のプラスチックシートに折り型をつけ、熟練の職人がひとつひとつ丹念に折り上げていく工程は、長く厳しい冬を過ごす北欧の生活の中で磨かれてきた技術です。
それは時代を超えて大切に受け継がれ、現在でも創業の地デンマークにて、職人の手仕事による製造を守ることを信念としています。
そうして生み出された美しい光と影は、心を潤すあかりの芸術品として。美しいフォルムは北欧デザインの代表作として、世界中を魅了し続けています。
北欧デザインの代表として世界中を魅了し続けているレ・クリントは、 2018 年に創立 75 周年を迎えました。
デンマークの人々が大切にするヒュッゲ(デンマーク語で「居心地がいい空間」や「楽しい時間」のこと)を体現する照明ブランドとして、ヒュッゲな空間を創るデザインを、デンマークより届け続けています。