プラダの歴史
2023年05月19日
プラダは、1913年に兄マリオ・プラダと弟マルティーノ・プラダのプラダ兄弟がイタリアで創業した皮革製品の専門店が始まりです。
当時では珍しかったワニ皮やヘビ革など、世界中から集めた素材を用いた製品がイタリア王室御用達となり、また、当時実用的でなかった旅行用鞄の防水化、軽量化に成功し、イタリア国内外から評価されました。
高い人気を集めて順調に事業を拡大していましたが、第二次世界大戦が始まると革の入手が困難になり経営も悪化とともに、プラダは低迷期に突入します。
その後、兄マリオ・プラダの孫娘であるミウッチャ・プラダがデザイナーとなり、彼女の夫のパトリツィオ・ベルテッリが経営面を支援したことでプラダは新しいビジネス展開を確立していきます。
ミウッチャ・プラダは皮革製品が中心であったプラダに、防水性に優れたナイロン素材の「ポコノ」を採用し、機能的で耐久性に優れ、かつ高品質なバッグを生み出します。
「ポコノ」は今までにない斬新な素材と、高級感がありながらもカジュアルなデザインから、特に女性の支持を集めて人気商品となりました。
こうして再び軌道に乗ったプラダは、現在も数々の新しいコレクションを生み出し、世界中で愛用されています。