価値が高い航空切手は?

航空切手の買取には、どれほどの価格がつくのでしょうか。

現在では日本において発行されていない航空切手は、その希少性の高さにより、いずれも高い価値があると言えるものです。航空切手の買取価格は、切手の状態や種類によって変わります。

同時期に発行された航空切手が全種類そろっていれば、価値が高いです。しかし、全種類そろっていない場合や、1枚だけの場合であっても、航空切手は査定してもらう意味があります。

また、保存状態によっても航空切手の買取価格は変わるものです。切手シートのままで保存されていれば、価値が高くなることが期待できます。

切手シートでなくても、切手帳などにとじてあるものであれば、保存状態のよさによって高く買い取ってもらえるかもしれません。

航空切手の種類によっても、買取価値の高いものがあります。1952年発行の立山航空切手は、ほかの種類の航空切手に比べて価値が高いとされるものです。

また、五重塔航空切手と立山航空切手には円単位のものだけでなく銭単位のものが存在し、これらについては円単位よりも銭単位のほうが高い価値があるとされています。

同じ種類の中でも、金額によって高い価値がつくものもあります。

五重塔航空切手であれば、5種類の中でも25円切手の価値が高いです。きじ航空切手では、5種類の中で最も高額の144円切手が高価なものとされています。

一方で、最後に発行された航空切手である大仏航空切手は、ほかの航空切手に比べてそれほど高い価値のある航空切手ではありません。

とはいっても、流通の少ない航空切手には予想以上の値段がつく可能性があるので、査定を受ける価値はあると言えます。