ロエベの歴史

ロエベはスペインの高級ファッションブランドで、1846年にマドリードで創立されました。

職人が数人で革工房を立ち上げたことから始まり、1872年にドイツの職人エンリケ・ロエベ・ロシャが革製品の質の高さに感銘を受け、パートナーとして工房に入ったことで「ロエベ」としてスタートしました。

ロエベは、伝統的なスペインのクラフツマンシップとモダンなデザインの融合を特徴としています。

ブランドは長年にわたって高級な皮革製品を製造し続け、その品質と優れた技術は世界的に認められています。

1965年には、新ブランドウィメンズ・プレタポルテを開始します。カール・ラガーフェルドやラウラ・ピアジョッティらが初期のデザイナーを務めました。

1970年代にはロエベを代表する「アナグラム」「AMAZONA(アマソナ)」が誕生し、世界的な人気ブランドとしての地位を確立していくのです。

その後、ロエベは国際的な展開を果たし、日本やアメリカなど世界各国にブティックを展開しました。

1996年には、フランスの高級品グループであるLVMHモエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトンに買収され、ブランドの発展を支えました。

近年では、ジョナサン・アンダーソンがロエベのクリエイティブディレクターとして就任し、これまでのブランドロゴの刷新とともにブランドをさらに進化させました。

彼のもとで、ロエベは斬新なデザインと革新的なアイデアを組み合わせたコレクションを発表し、ファッション業界で高い評価を得ています。

ロエベは現在、レディースウェア、メンズウェア、バッグ、靴、アクセサリーなど幅広い製品を展開しており、その独自のスタイルと品質により、世界中のファッション愛好家から支持を受けています。