宝塚市 ダイエー宝塚中山店

兵庫県宝塚市は、兵庫県南東部に位置しています。宝塚市には全国的にも有名な宝塚歌劇団の本拠地があり、「歌劇の街」として知られています。また、漫画家・手塚治虫氏が青少年期を過ごしたことも手伝い、芸術・文化が発展してきた街のイメージもあります。

宝塚の「塚」は古墳を意味しますが、実際、宝塚市では多くの古墳が見つかっています。中でも有名なのが、国指定史跡とされる「中山荘園古墳（なかやまそうえんこふん）」です。1999年に指定を受けたこの古墳は、7世紀中ごろに築造されたと推定されています。

当時の天皇陵と共通点がある八角形の墳丘を持ち、天皇陵以外で、全体像が明確な状態で見つかっている古墳として重要視されているものです。飛鳥時代の墓を知るうえで役立っていることは間違いありません。

兵庫県宝塚市には有名な宝塚温泉があり、温泉を目指して多くの観光客が訪れます。宝塚温泉は鎌倉時代からその存在を知られており、今のような形の温泉になったのは明治時代です。宝塚温泉には鉄分を多く含み茶色く濁った「金宝泉」と、濁りがなく体に優しいとされる「銀宝泉」の2種類の温泉があります。

金宝泉は含弱放射能・ナトリウム・塩化物冷鉱泉で、痛風や関節リウマチなどに効能があるとされます。銀宝泉は、ナトリウムと塩化物冷鉱泉が主な泉質で、末梢循環障害や皮膚乾燥症などに効能が認められています。いずれの温泉も、体が温まり、湯冷めしにくいのが特徴で、体調に合わせて使い分けることができます。

宝塚温泉の人気に火をつけた要因のひとつが、大正時代に始まった宝塚歌劇の前身である少女歌劇団です。宝塚市で歌劇を見ながら温泉を楽しむ観光客は、宝塚歌劇団の代表作ともいえる「ベルサイユのばら」が公演されるようになった1974年から急増しました。

宝塚市に車で訪れる場合ですが、大阪方面からは、阪神高速空港線の池田ICから中国自動車道の宝塚ICを目指すとよいでしょう。一般道を利用する場合は、新御堂筋線ともいわれる国道423号の千里中央から、大阪中央環状線または国道176号を使って宝塚市に来ることができます。京都から高速を使って宝塚市に行くには、名神高速道路の吹田JCから中国自動車道の宝塚ICを目指します。一般道から来るには、京都市内から国道171号線・池田に行き、さらに国道176号線を使うと宝塚市に到着できます。

奈良から宝塚市に向かうには、京奈道路の大東鶴見から近畿自動車道・吹田JCに行き、中国自動車道の宝塚ICで降りるのがおすすめです。神戸からであれば、阪神高速神戸線・西宮ICから国道43号線の武庫川橋に行き、宝塚市に入ることができます。宝塚市には新東名高速道路の宝塚北SICも設けられたので、川西や高槻方面からの利便性が増しています。

電車で宝塚市を訪れる場合は、JR宝塚線や阪急宝塚線・今津線などを利用できるでしょう。宝塚市役所を中心に、阪急バスも通っているので、宝塚市にほど近い伊丹市や川西市などからは、鉄道とバスを併用するとよいかもしれません。

兵庫県宝塚市中心部から北東に位置する売布東の町は、「めふひがしのちょう」と読みます。阪急宝塚線急行の大阪梅田行きに乗り、2つ目の停車駅が売布神社駅で、次の中山観音駅との間にある比較的狭いエリアが、売布東の町です。

売布東の町には、マンションを含む住宅街があり、スーパーなどの商業施設や、福祉コミュニティプラザなどの公共性の高い施設もそろっています。人が多く集まる施設を中心に路線バスが通っており、鉄道も複数路線利用できることから、公共交通機関が便利な場所といえるでしょう。

宝塚市売布東の町の周辺で有名なのが、売布神社です。推古天皇18年にあたる610年に創建された神社で、縁結びや夫婦円満のご利益があるとして、宝塚市内外から多くの方が訪れます。施設の中でも、本殿右側の摂社である「豊玉神社」にまつられる龍神様はパワースポットとして知られ、こちらも宝塚市に来訪する人が増える要因となっています。

宝塚市売布東の町周辺には、中山観音寺もあります。安産祈願・子授祈願で名高いお寺で、聖徳太子が創建したとされるものです。中山観音寺は、境内を抜けて中山観音公園に入ると梅林があり、宝塚市の梅の名所ともなっています。

宝塚市売布東の町周辺には、浄土真宗の名刹・毫摂寺（ごうしょうじ）の寺内町として発展した小浜地域があり、その歴史を知ることができる「小浜宿資料館」が建っています。当時の街並みを再現したジオラマや、実際に使われていた大工道具や医学書などが展示されています。資料館では、ガイドスタッフの説明を聞けるとともに、秀吉の茶席で利休が使ったとされる名水「玉の井」の井戸も見ることができます。

江戸時代中期の庄屋であった「旧和田家住宅」も、宝塚市売布東の町周辺にある施設です。こちらは、平成8年に元の所蔵者から宝塚市に寄贈されたもので、有形文化財に指定されています。当時の佇まいを知ることができる貴重な建物であると同時に、緑の庭の風景も素晴らしく、タカラジェンヌの写真集のロケ地にもなりました。

ダイエー宝塚中山店は、宝塚市売布東の町にあります。ダイエー宝塚中山店の地下1階にある食料品売り場は、毎日9時から22時まで営業しています。ダイエー宝塚中山店と同じ建物に入る専門店は、店により営業時間や休業日が異なることに注意が必要です。

ダイエー宝塚中山店は、地下1階から3階までの4階建て構成となっており、フードコートも併設されています。各フロアの内容ですが、地下1階が食料品や花、消耗品に加え、催事コーナーとなっています。そのほかに、クリーニング店や銀行のATMが設けられています。

1階から3階は専門店です。1階には薬局や本屋、靴や100円ショップや洋菓子屋などとともに、自動車学校の申し込み拠点があります。2階にはアパレル関係の店舗やアミューズメント施設、携帯電話取扱店、美容室やクリニックなどが入ります。そして、3階には宝くじ店があり、フードコードでは軽食が楽しめるようになっています。

ダイエー宝塚中山店は宝塚市中心部からも遠くない場所にあり、駐車場完備で行きやすいと評判です。自転車置き場もあり、品ぞろえも良いことから、近所に住む方の衣食住を支える店舗となっています。自転車置き場に電動の空気入れを置くなど、利用者に寄り添ったきめ細かいサービスも展開されています。ダイエー宝塚中山店は食料品の取り扱いがメインですが、専門店が充実していて、子供を連れての買い物にも安心です。

ダイエー宝塚中山店へ電車で行く場合ですが、阪急宝塚線の中山観音時駅で降りて徒歩5分です。JR宝塚線を使う場合は、中山寺駅から歩いて約10分となります。

ダイエー宝塚中山店は、車でのアクセスも便利です。駐車場は約800台分あり、最初の2時間は無料で、店内で税込2,000円以上買い物をすると、プラス1時間無料で利用できます。

ダイエー宝塚中山店への車でのアクセスですが、国道176号線の中山寺西交差点を、宝塚市中心部から来ると右折、川西市方面からだと左折すると、すぐに店舗に到着します。中国自動車道の宝塚ICから直線距離で1kmほどのところにあり、宝塚市に限らず、遠方から来るのにも便利です。

ダイエー宝塚中山店は公共交通機関を使っても行きやすいですが、車での来訪がおすすめです。ダイエー宝塚中山店は買い物が便利ということにとどまらず、周辺にも訪れたい魅力的な場所がたくさんあります。売布神社や中山観音寺などは徒歩圏内ですが、それらを訪れ、さらに買い物してから帰途につくことを考えると、車で来た方が良いでしょう。