会津若松市 会津若松リオンドール河東店

会津若松市は、福島県の中心部からやや西側に寄ったところにある自治体で、その一帯を占める会津地方の中心都市であり、2023年時点の人口は約11.4万人となっています。これは、いわき市、郡山市、福島市に次いで県内4番目に多い人口です。

会津若松市の市内は北部や西部、中心部をはじめとして大部分が会津盆地の一部となっており、南部を除き概ね平坦な地形で、一帯には水田などが広がっています。また、南部から北部にかけて阿賀川（あががわ）が流れており、その流域を中心に会津若松市内では美しい田園風景を眺めることが可能です。

現在の会津若松市がある一帯は、16世紀の戦国時代には、この地を治めていた蘆名氏（あしなし）の居城の名にちなんで「黒川」と呼ばれていました。蘆名氏が独眼竜として知られる伊達政宗によって滅ぼされ、その政宗が豊臣秀吉の奥州仕置きに仙台に移された後、新たな領主になった蒲生氏郷（がもううじさと）の下でこの地は若松と改名されたのです。

江戸時代に入ると、蒲生秀行（がもうひでゆき）や加藤嘉明（かとうよしあきら）などが治めますが、17世紀半ばに2代将軍である徳川秀忠（とくがわひでただ）の子である保科正之（ほしなまさゆき）が入封してからは、会津松平家として明治維新に至るまで幕府を支える存在となります。

幕末の藩主であった松平容保（まつだいらかたもり）は、京都守護職として尊王攘夷派を厳しく取り締まるなど、幕府の立て直しに奔走しました。戊辰戦争では、幕府方の中心人物として居城である鶴ヶ城（会津若松城）に籠城して新政府軍に対して徹底的に抗戦しましたが、圧倒的な火力を有する相手方の前に奮戦もむなしく降伏を余儀なくされました。

なお、燃え上がる会津の街並みを見て城が落ちたと誤認して多くの少年隊士が自決した白虎隊の悲劇が起きたのは、この時のことです。

明治維新後は、一帯にはしばらく若松県が設置されていましたが、1876年には周辺の福島県や磐前県（いわさきけん）と合併して誕生した新たな福島県の一部となりました。20世紀に入り、電力や水道の供給が開始されると急速に近代化が進み、太平洋戦争では空襲を免れたこともあって、会津若松市は福島を代表する都市のひとつへと発展を遂げていきます。

1961年には会津若松市の人口が初めて10万人を突破し、高度経済成長時代になると、折からの歴史ブームもあって観光業も盛んになりました。

会津若松市がある一帯は、古くから会津盆地の交通の要衝でした。現在でも、JRの磐越西線や只見線、会津鉄道の会津線をはじめとして市内の鉄道網は充実しており、それ以外にも路線バスを使って市内の各所を巡ることが可能です。

また、磐越自動車道が1997年に全線開通して以降は、会津若松市内にある会津若松インターチェンジ経由でいわき市や新潟市などに非常にアクセスしやすくなりました。

会津若松市は、古くからの歴史を有する城下町だけあって、市内には一度は訪れておきたい観光名所が数多くあります。それらの中でも、特に有名なのは、何といっても幕末の激戦地となった鶴ヶ城（会津若松城）でしょう。明治維新後に一度は取り壊されてしまったものの、1965年に再建されて、天守閣をはじめとして幕末当時の姿を見ることが可能になっています。

また、県の重要文化財に指定されている茶室麟閣（ちゃしつりんかく）も、併せて見ておきたい会津若松の観光スポットです。こちらは、会津桃山時代にこの地を治めていた蒲生氏郷が、豊臣秀吉の怒りに触れて自害させられた千利休の子である少庵（しょうあん）をかくまい、徳川家康と共に千家の再興を願い出た際に建てられたといわれています。

さらに、庭園好きの方であれば、会津若松城から歩いて15分ほどのところにある御薬園（おやくえん）を訪れてみるのがおすすめです。ここは、会津藩の2代目藩主である保科正経（ほしなまさつね）が薬草栽培を始めた地であり、1932年には江戸時代の代表的な大名型山水庭園として国の名勝にも指定されています。

その他にも、東北有数の温泉郷として知られる会津東山温泉や、世界的も珍しい二重螺旋構造が特徴的なさざえ堂など、会津若松市の観光名所はたくさんあります。

河東町（かわひがしまち）は、元々は福島県河沼郡にあった町でしたが、2005年に会津若松市に編入されました。町内には磐越西線の堂島駅などがあり、市の中心部にある会津若松駅へのアクセスは良好です。

町の西側には住宅地や水田が広がっている一方で、東側は山間部となっているなど、東西で町の様相が異なります。なお、町内にある日新館は、白虎隊をはじめとして戊辰戦争やその後に活躍した人材を数多く輩出した会津藩の藩校として知られており、現在では博物館や弓道や武道などの道場、研修や宿泊施設、映画撮影所などとして使われています。

この会津若松市河東町の中部に位置しているのが南高野向原と呼ばれる地区です。地区内には磐越西線が通っているほか、東西を福島県道33号会津坂下河東線が横断しており、電車や自動車を使って会津若松市内の各所に容易にアクセスすることが可能です。

また、一帯には農地が点在しており、周辺には高塚団地や葉山団地といった団地に加えて、いくつかの集落もあります。

会津若松市は、歴史と自然に恵まれた観光としても人気の街です。

リオンドールは、会津地方を中心に福島県中通りや、新潟県、栃木県、茨城県などで展開しているスーパーマーケットチェーンです。かつては、「ライオン堂」や「ライオンドー」といった名称を用いていましたが、2001年からはリオンドールに改称しています。

リオンドール河東店は、会津若松市河東町高野向原にある店舗で、最寄り駅であるJR磐越西線の広田駅からは徒歩6分のところにあります。また、福島県道33号会津坂下河東線に面しており、大規模な駐車場も併設されているので、会津若松市の内外から自動車で来店することも可能です。

売り場の面積は、約1,320㎡となっており、会津若松市内のスーパーとしては平均よりもやや大きめの規模となっています。また、店舗の営業時間は午前9時から午後9時までで、店内では食料品に加えて、お酒なども購入できます。

リオンドール河東店の建物は1階のみとなっているため、買い物をする際にわざわざ階段やエスカレーターなどを使って上り下りをする必要はありません。そのため、高齢者や身体が不自由な方などでも、無理をせずに買い物を楽しむことが可能です。

加えて、建物内には、スーパーだけでなく銀行のATMやクリーニング店やドラッグストアといった各種テナントも入っており、ここに来るだけで生活必需品の多くが揃えられるようになっています。また、カフェなどの飲食店もあるので、週末には会津若松市内から訪れる家族連れなどでもにぎわっています。

フリーWIFIも完備されているので、パソコンやタブレット端末などがあれば、建物内でインターネットに接続して調べ物などをすることもできます。

さらに、店内にはMMKが設置されており、電話や電気、ガス、水道といった公共料金をはじめとする各種料金の支払いや会津若松市に納める住民税などの納付を行うことができるというのも、利用者にとってはうれしいポイントであるといえるでしょう。

ちなみに、このMMKというのは、マルチメディアキオスクの略語で、それ1台で様々な支払いを行うことができるという便利な情報端末で、こちらの店舗以外にもコンビニエンスストアなどでも目にすることができるものです。

なお、リオンドールのホームページに行くと、各店舗のチラシが掲載されているので、定期的にそこをチェックすることによって河東店の特売情報を入手することができます。専門店の情報も掲載されているので、来店する際は併せて確認するとよいでしょう。

会津若松市で買い物をされる際は、リオンドール河東店を利用してみてはいかがでしょうか。