軍事切手の種類

軍事切手は製造された時期によってその名称と価値が変わってきます。せっかく価値があるものを持っていても、知識がなければ判断ができません。

ここでは、軍事切手の種類を紹介していきます。正しい知識を得ることで、取引で損をしないようにしましょう。

第一次昭和切手

昭和切手は発行された日付によって第一次から第三次昭和切手までが存在します。第一次昭和切手は、その中で1937年から1941年に発行されたもののことです。

第一次昭和切手が発行されたのは、1937年に郵便料金が値上がりしたことがきっかけでした。その図柄のバリエーションは多彩で、歴史上の人物や有名人の肖像をはじめ日本の名所や神社仏閣が描かれています。

軍隊の日の切手

軍隊の日の切手は、ドイツで軍隊の日と戦没者慰霊に合わせて発行されていた切手の名称です。

軍隊の日の切手の図柄は12種類あり、その中には砲兵隊の姿を描いたものや急降下爆撃の様子を描いたもの、落下傘部隊が降下していく様子をとらえたものなどがあります。

このシリーズの切手は日本ではほとんど出回っていませんので、品質の良いものなら高額で買い取ってもらえることがあります。

この種類の切手は1つであっても高値で取引されていますが、12種類全て揃えている場合ならば更に高額で売れるでしょう。

菊切手加刷軍事切手

菊切手加刷軍事切手はその図柄の特徴からそう呼ばれていますが、正式な名称ではありません。

この切手の特徴は真ん中に菊の文様が入っており、さらにその上に軍事用と加刷されています。

この切手は1910年に発行されたもので、日本軍の中で使用されていました。菊切手加刷軍事切手は現存しているものがほぼない切手の1つとして知られています。

そのため、1枚でも高額で取引される可能性が高いです。菊切手自体の額面は15種類ありますが、その中で軍事切手として活用されたものは1種類だけになります。